かつて東洋一と称えられた鉱山・鴻之舞金山の最盛期の様子や史跡・資料などを見学する産業遺産めぐり。近郊の牧場で搾乳体験やチーズ作りなどの牧場仕事の体験。流氷の仕組みや-20℃の寒さを体験する流氷体験等。北国・紋別市だからこそ体験できる、様々なプログラムを行う大人の自由研究プランです




 
紋別市に到着、ホテルにチェックイン
紋別市に到着したら、まずは宿にチェックイン。移動の疲れを取るために、ベッドの上でのんびり過ごすのもよし。少し余裕があれば、ふらりと近郊の観光スポット。道の駅に行けば、街の観光情報などを調べることもできます。ここからの6日間をどのように過ごすか、ゆっくり考えるのも楽しいですね。

 




1)紋別の漁業、農業、鉱山などが映像や実物資料などでわかりやすく紹介されている常設展示室
2)迫力満点の全長約6mのコイワシクジラの骨格標本と高さ約2mのトドの剥製は人気の記念撮影スポットです
3)かつて東洋一と呼ばれた鴻之舞鉱山を紹介する金と銀のインゴット
 
♦紋別市立博物館
紋別の歴史、産業、文化を一度に知って体感できるスポット。市立博物館は、漁業開拓を紹介する「ハマ」、旧石器時代から現代に続く歴史を描く「オカ」、砂金・鉱石・金などの地下資源を紹介する「ヤマ」の3大テーマを基に見ごたえのある展示が特徴です。珍しいジオラマや剥製と一緒に記念撮影もできます。芸術館では、流氷画家・村瀬真治の絵画などを中心に、一年中色彩豊かな紋別の流氷を絵画で見ることができます。

DATA
住所/紋別市幸町3丁目1-4
電話/0158・23・4236
営業/月曜、祝日の翌日(土曜、日曜日除く)、年末年始・9:30~17:00
料金/無料

 
   
紋別の歴史、産業、文化を一度に知って体感できるスポット。市立博物館は、漁業開拓を紹介する「ハマ」、旧石器時代から現代に続く歴史を描く「オカ」、砂金・鉱石・金などの地下資源を紹介する「ヤマ」の3大テーマを基に見ごたえのある展示が特徴です。珍しいジオラマや剥製と一緒に記念撮影もできます。芸術館では、流氷画家・村瀬真治の絵画などを中心に、一年中色彩豊かな紋別の流氷を絵画で見ることができます。
DATA
電話/0158-24-3900(紋別観光協会)
営業/5〜11月、9:30〜15:30
休み/月曜
料金/周囲散策は無料。ガイド料、大人一人500円(高校生以下無料)

坑道の入口。1995年の生産量は2.98トンを記録

   
紋別市街から約25km南下した地区には、かつて東洋一と称えられた鉱山がありました。最盛期にはたいへんな賑わいをみせていましたが、鉱山閉鎖とともに無住の地となり、訪れる人すら少なくなったのです。故郷を守り、次世代へ伝えようと立ちあがったのが、旧上藻別駅逓保存会。メンバーはガイド役として、7~10月の間、1時間ほどかけて坑道の入り口や、社宅跡などを案内し、当時の暮らしぶりや思い出を語ってくれます。
DATA
住所/紋別市上藻別297-1
電話/0158-24-3900(紋別観光協会)
営業/5〜11月、9:30〜15:30
休み/月曜
料金/無料

3つ並んだ真っ赤なサイロが目印

   
昭和16年にサケ・マス漁の漁師の宿泊兼作業場として建てられた三室番屋。番屋のご主人、三室博一さんは現役のサケ漁師。サケ漁の歴史伝承や交流の場として、番屋を見学施設、宿泊場として開放。番屋は当時の姿のまま残っているので、囲炉裏を囲んでの団欒や、薪をたき五右衛門風呂に入浴するなど、昭和初期の暮らしに思いを馳せることができます。全国各地から集まる宿泊客の多くは長期滞在し、ゆったりとした番屋暮らしを楽しんでいます。
DATA
住所/紋別市沼の上
電話/(0158-24-3278)北海民友新聞社、三室番屋復活プロジェクトまで。
営業/見学(要予約)は10:0〜15:00
休み/年末年始
料金/宿泊体験 一泊素泊まり 大人・子どもともに一名1000円。

長年の風雪に耐えた趣のある建物



 




 

オホーツク沿岸の各市町村は、漁業はもちろん、その広い大地を利用した牧場も数多く存在します。そうした牧場では、搾乳体験やチーズ、ソフトクリーム作り体験等のほか、トラクター試乗体験、牧場仕事体験などのプログラムも用意されています。酪農王国・北海道らしい体験を楽しむことができますよ!


より大きな地図で 紋別市周辺の牧場 を表示

冨田ファームは、大型農場が点在する興部町で人気の牧場だ。優良なお乳のために80haの広い草地から、牛たちに充分な餌を生産し、化学肥料は一切使わずに、糞尿を効率よく完全投入するという、循環農法を実践している。人気の秘密は体験農園や自然探求が充実している点にもある。また、宿泊の際の食事や併設するカフェ&レストランで提供される、安全で新鮮な自家製・地場産品を使い、牧場生産の牛乳と乳製品を使ったオリジナルの献立も人気の秘密だ。
DATA
住所/興部町宇津99-8
電話/0158-88-2611
料金/宿泊料金 和室・洋室共通、2食付き。大人1名 7350円、小学生1名 4200円、3歳~小学生未満1名2625円(※)、3歳未満(寝具・食事なし)無料(すべて税込)※ただし、一人分の寝具をお使いの場合は小学生料金になります。
アクセス/紋別市内から車で約50分
体験メニューの料金/搾乳・仔牛のミルクやり(作業着・長靴をご用意致しております(M・L):1人1回 500円、アイスクリーム作り:1人1回 500円+原料代、バター作り:1人1回 500円
 
1)乳牛110頭、育成牛70頭あわせて180頭の大所帯
2)おいしい食事とくつろげる宿でいやされる
3)新鮮野菜にたっぷりのチーズがけが一押し!

サロマ湖のほど近くに位置する久保牧場は、乳牛のブラウン・スイスとホルスタインあわせて120頭を持つ体験牧場です。牧場の牛たちの搾乳やエサ・ミルクやりなどの酪農作業をすることで、動物と触れ合い、命の尊さや食への関心、労働の大切さを学ぶことができます。バターやカッテージチーズづくりなど、新鮮な牛乳を使った乳製品づくりがお手ごろ価格で体験できるのも魅力的。宿泊用ログハウスに自炊して滞在することもできます!
DATA
住所/湧別町芭露126
電話/01586-6-2214
営業/訪問可能時間10:00〜16:00
休み/11〜3月、宿泊は11〜4月
料金/搾乳体験(朝6時、夕方17時のいずれか)1000円、牧場の仕事体験1000円、バター作り体験800円、カッテ-ジチーズ作り体験1000円、トラクター試乗 500円、牛洗い300円、宿泊(素泊まり)一泊大人3000円 子ども1500円
 
1)古い農機などを利用して倉庫を飾り付け
2)裏手から来てもすぐにわかる!
3)宿泊用のログハウス




  流氷のことを知りたいなら流氷砕氷船ガリンコ号IIの出港するガリンコステーションがあるガリヤ地区に行きましょう。この地区には1年中本物の流氷に触れることができる「オホーツク流氷科学センターGIZA」や、海中から流氷を観察できる世界初の氷海展望塔「オホーツクタワー」、オホーツク海に生息するゴマフアザラシと触れ合える「オホーツクとっかりセンター」などがあり、流氷やオホーツク海の生き物について知ることができます。
♦北海道立オホーツク流氷科学センター
流氷はどうやってできるの?流氷の厚さや硬さはどのくらい?そんな疑問を解消してくれる体験型施設です。展示室には、360度の円形ドームに迫力ある映像を映すアストロビジョンや-20℃の厳寒体験室など、楽しく学べるコーナーが盛りだくさん。また、約1000匹のクリオネを専用の水槽の中で展示しています。なかには3cm以上の超ビッグなクリオネも!季節や天候に左右されることなく、1年中本物の流氷に触れることができるのも魅力です。
DATA
住所/紋別市元紋別11―6
電話/0158・23・5400
営業/9:00〜17:00(入館は16:30)
休み/月曜、祝日の翌日、年末年始(12/29〜1/3)
料金/展示室+アストロビジョン(一般)750円、(高・大学生)250円
 
1)北海道唯一の全天周アストロビジョン。オホーツクの四季や流氷を迫力ある映像で見ることができます
2)ギザギザした外観は、流氷をイメージしたものです
3)凍るシャボン玉サイエンスショーは大人にも人気です。そのほか-20℃の厳寒体験や凍るおしぼりも
♦氷海展望塔オホーツクタワー
紋別港の第3防波堤(通称・クリオネプロムナード)の突端、海に向って500mほど突き出した位置にそびえるタワー。世界初の氷海展望塔で、流氷接岸時には3階パノラマビューからはるか彼方まで見渡すことができるほか、海中からの観察も可能になっています。館内には、映像ホールやクリオネコーナーがあり、喫茶コーナーも完備。海洋交流館との間を電気自動車のバス『クリンクリン号』と『紋太号』が往復していて、無料で利用することができます。
DATA
住所/紋別市海洋公園
電話/0158・24・8000
営業/10:00~17:00(最終入館時間16:30)、休館日:12月第4月曜日~12月31日、1月2日・3日 ※年末年始の営業時間は要問合せ
料金/大人(中学生以上)800円、小人(小学生)400円、幼児無料
※ガリンコ号クルーズとの共通券(夏期)大人(中学生以上)2000円、小人(小学生)1000円、幼児無料
 
1)海に突き出したオホーツクタワー。海上に3フロア、海底に1フロアの施設です
2)B1海底階には円柱、壁面の水槽が展示され、海中窓からは自然のままのオホーツク海の様子を観察できます
3)3階には喫茶コーナーが常設され、オホーツク海を一望できます。流氷の季節は特に圧巻です
♦オホーツクとっかりセンター
「とっかり」とはアイヌ語で「アザラシ」のこと。怪我をしたり、網にからまって保護されたアザラシを治療し、海に返すために一時的に飼育している国内では他に例を見ない施設。飼育中のアザラシは海に帰るための訓練も受けていて、その様子を見たり、餌やりの様子を観察したり、飼育員から説明を聞いたりすることができます。アザラシのすぐ身近に近寄ることができて、触れることもできるようになっています。ガリンコ号発着港、オホーツクタワーのすぐ側ですから、気軽に立ち寄ってみましょう。主にゴマフアザラシを飼育していますので、「ゴマちゃんランド」とも呼ばれています。
DATA
住所/紋別市海洋公園2番地
電話/0158・24・7563
営業/9:00~17:00 ※年末年始の営業時間は要問合せ
休み/無休
料金。/大人200円、小学生100円、幼児無料
 
1)アザラシの給餌の様子を観察したり、説明を聞いたり、直接触れ合うこともできます
2)給餌は1日に5回。1日5回のフィーディングタイム(餌をやる時間)に、飼育員の解説を聞きながらかわいい芸も見ることができます
3)アザラシの水槽には3ヶ所の大きな窓がついていて、泳いでいる姿を観察することができます


♦コムケ湖
紋別市の北東部に位置するコムケ湖。日本有数の野鳥の飛来地で、シギやオオハクチョウのほか、冬季にはオオワシなどの猛禽類までも羽を休めに訪れる。細くて長い約4kmの砂州周辺は、片側にオホーツク海を眺めながらのバードウォッチングができる絶好のポイントだ。また、湖の周辺にはサンゴ草が群生していて、9月初旬からの約1カ月の間、辺り一面が真っ赤に染まる。その景観を楽しみに、毎年訪れる人も多い。
DATA
住所/紋別市沼の上
電話/0158-24-3278(北海民友新聞社コムケの会)
 
1)天気の良い日は空と湖の青さを比べられる! 面積は5.81k㎡だが周囲は22.7㎞の細長い湖
2)秋は絵画のような美しいコントラストが広がる
3)湖に飛来する野鳥はおよそ200種類にもなる




   

  長期滞在の最終日は、お土産を買いに紋別市内の商店へ。紋別市内にはオホーツク産の貝類、鮮魚、魚卵、干物と商品を幅広く揃えた店が多数揃っています。特にカニはオホーツク紋別の代表的な特産品のひとつ。各店が鮮度のいい商品をいつも取り揃えているので、お店の人とじっくり相談しながら買物しよう!  

 
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